吉岡しげ美 七夕コンサート~七夕・星々と詩(うた)う

“私の聴きたかったシリーズ”、シャンソンに続き、その2は吉岡しげ美さんです。

与謝野晶子、金子みすゞ、茨木のり子などの女性詩人や、「万葉集」「枕草子」などの古典に曲をつけ、ピアノの弾き語りの活動を続けていらっしゃり、以前から聴きたいと思っていました。
渋谷のライブハウス「JZ brat」で、狂言師の野村万蔵さんがゲストの夜の部で聴いてきました。

プログラム(休憩なし)。

開演前。

吉岡さん登場前の町田さんのチェロのプロローグ演奏がライブの世界へ誘い、後のプログラム合間の演奏と合わせ、素適な雰囲気でした。

詩、短歌、古典の作品が吉岡さんのピアノ弾き語り、チェロ、パーカッション、篠笛とのコラボにより、新たな「いのち」を帯びたのを聴く思いでした。
ゲストコーナーでの、万葉集の吉岡さんの歌唱と野村さんの朗読コラボでは、ピアノ弾き語りとお能が全く異和感なく調和し、体験したことのない、えもいわれぬ歌の世界が醸し出されていました。

吉岡さんはイメージしていたとおり気さくで明るく、“歌い上げきらずに思いを籠める”歌い伝え方に好感が持てました。

11月には活動45周年記念のコンサートをサントリーホール(ブルーローズ)でされるそうで、チケットを申し込みました。

これまでの出演者。